20170805

メタ哲学セミナー:分析哲学の歴史

日時:2017年8月5日(土)14時から17時
場所:東京大学駒場キャンパス14号館308号室

主旨:実験哲学の流行を契機として、近年、哲学的知識の本性や哲学の方法論について哲学的に考察するメタ哲学が注目を集めています。しかし、メタ哲学には、分析哲学と大陸哲学の関係や人文科学と自然科学の関係など、実験哲学にとどまらないさまざまな興味深い話題が含まれています。このセミナーでは、メタ哲学の多様な話題を考察することを通じて、メタ哲学の射程を明らかにするとともに、現代における哲学の役割についてあらためて考えてみたいと思います。今回は、大阪大学の小山虎さんに分析哲学成立の歴史的経緯や分析哲学と科学哲学との関係などについてお話ししていただきます。

講演題目:研究伝統として見たときの分析哲学と科学哲学の違い
講演要旨:本発表では、研究伝統としての分析哲学に焦点を当て、科学哲学との比較を通じて、両者の違いを歴史的観点から検討する。具体的には、1930年代の分析哲学と科学哲学の関係を、近年の分析哲学史および科学哲学史の研究成果を元に論じることで、分析哲学観の再検討を行う。

・事前登録は必要ありません。
・本セミナーは、科学研究費補助金基盤研究(B)「哲学的知識の本性と哲学方法論に関するメタ哲学研究」(研究代表者:鈴木貴之)による研究活動の一部です。